4.まとめ
 
 法第7条検査の結果、処理水槽流出水BODが処理目標水質を大きく超えた4施設の浄化槽を選び、自動逆洗タイマーを1日に複数回稼働するよう設定し調査を行なった結果は、次の通りであった。
 
@ 第1室の汚泥貯留機能が向上した施設が認められた。
A 第1室にスカムの発生した施設が認められた。
B 処理水槽流出水BOD値については、水温の上昇とともに改善する傾向が認められた。
C 逆洗稼働後、第1室から流出するSSは稼働時間が長くなるほど増加傾向を示し、第2室は稼働後約60秒後がピークでその後減少傾向であった。なお、汚泥の堆積が適正に保持されていれば、汚泥の移送は30秒〜180秒の間では各槽流出水のSSに大きな変化は認められなかった。

 このことから、1日の逆洗稼働時間は、排水のない時間帯におおむね180秒とやや長めの設定をし、排水の少ない時間帯は30秒〜60秒以内に逆洗回数を複数回設定することが、生物ろ過槽から効率よくSSを移送する有効な手法の一つであることがわかった。


5.おわりに進む