3.調査結果と考察

 (3) 複数回設定の1日の経過時間毎におけるSSの流出状況
 
 複数回逆洗タイマーの設定時間及び回数は表―3のとおりであるが、A施設及びB施設で1日(4時間)におけるそれぞれの逆洗稼働時におけるSSの流出状況を調査した。

 調査はA施設(図―7)が前回の逆洗稼働停止から12時間経過後に、B施設(図―8)は7時間経過後から行ない、A・B施設ともその後15分後、30分後、1時間後及び2時間後の計5回行なった。試料の採取は、複数回設定の逆洗稼働時間が最長で120秒であったため、逆洗開始30秒後、60秒後、120秒後及び180秒後の4回とした。
 なお、調査日は平成15年8月4日に行なった。


@ A施設
 
 A施設は清掃実施後6ヶ月経過し、調査期間中で最も安定した時期での調査であった。
 A施設の第1室流出口におけるSSの流出状況は、いずれの逆洗稼働時においても逆洗開始30秒後から180秒後までほぼ一定であり、SSの値も低く第2室への影響は今回の調査中では最小であった。
 第2室流出口では30秒後または60秒後から減少し、SSの値も低く生物ろ過槽への影響は今回の調査中では最も少ないことがわかった。

図―7 A施設 経過時間毎の逆洗時SSの流出状況

 
【嫌気ろ床槽第1室】 【嫌気ろ床槽第2室】

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A B施設
 
 B施設は清掃実施後9ヶ月経過し、調査期間中で安定した時期の調査であった。
 B施設の第1室流出口におけるSSの流出状況は、前回逆洗停止7時間経過後以外はおおむねA施設と同様な傾向を示した。
 第2室流出口では、いずれの逆洗稼働時においてもほぼ60秒後から減少し、SSの値も低かった。

図―8 B施設 経過時間毎の逆洗時SSの流出状況

 
【嫌気ろ床槽第1室】 【嫌気ろ床槽第2室】

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