3.調査結果と考察

 (2) 逆洗時のSSの流出状況
 
 逆洗時の逆洗排水に含まれるSSの状況を調査した。
 調査は逆洗排水が嫌気ろ床槽に戻る5分間の第1室(図―5)及び第2室(図―6)の各槽(室)流出口におけるSSを逆洗前、逆洗稼働30秒後、60秒後とその後、60秒経過毎に300秒経過までの計7回を第1回〜第6回まで計6回行なった。

@ 嫌気ろ床槽第1室
 
 第1室流出口における逆洗前の平均SSは、31mg/g〜38mg/gで各施設の差はほとんどなかったが、C施設を除く3施設は逆洗稼働後からおおむね240秒後までは徐々に増加し、その後は流出の割合が高まる傾向を示した。
 なお、C施設は逆洗開始後からSSの流出が他の施設より高く増加する傾向を示した。
 この結果から、逆洗の稼働時間はおおむね240秒以内で設定することが望ましいことがわかった。


A 嫌気ろ床槽第2室
 
 第2室流出口における逆洗前の平均SSは、31mg/g〜45mg/gで各施設の差は小さかった。
 各施設とも逆洗稼働60秒後が最大値となり、その後下降した。
 この結果が第1室と異なるのは、第2室流出口は生物ろ過槽の剥離汚泥が自然移送で戻ることから流出口付近にSSが付着するためと考えられた。

逆洗時のSSの流出状況

 
図―5 【嫌気ろ床槽第1室】 図―6 【嫌気ろ床槽第2室】

クリックすると大きい画像が表示されます

注1 各施設は第1回〜第6回までの計6回の平均値
注2 平均は4施設の平均値


3.調査結果と考察  (3) 複数回設定の1日の経過時間毎におけるSSの流出状況に進む